大相撲のルール

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大相撲の用語解説/た

柝(たく)
2本の細長い四角柱の角材を長い組みひもで結んだもので、『拍子木』のことです。2つを打ち合わせることによって、あの大相撲でお馴染みの『チョン、チョン、チョンチョンチョンチョン…』という高く乾いた音を響かせます。
出し投げ
片手でまわしを掴み、その手で相手の腕を下に押さえつけ、同時に反対側の体を外に開くようにして相手を倒す、もしくは土俵外に出すことを言います。この技をかけられると相手は引きずられるように土俵に這いずって倒れます。
上手(うわて)』で掴んで投げると『上手出し投げ(うわてだしなげ)』、『下手(したて)』で掴んで投げると『下手出し投げ(したてだしなげ)』となります。
立合い
仕切りの状態から、双方の力士が暗黙の了解で同時に立ち上がってぶつかることで、実際の試合はここから始まります。
この立合いという試合の始まり方は他の武道/格闘技などには見られない相撲独特のもので、行司(他競技で言うところの審判)は試合開始を告げるのではなく、試合開始(立合い)が公平に行われたかどうかを確認する立場となります。
立行司(たてぎょうじ)
行司の最高位階級(横綱)のことを言います。『木村家』と『式守家』の両家に一人ずつで、それぞれ『木村庄之助(きむらしょうのすけ)』『式守伊之助(しきもりいのすけ)』が立行司となります。


太刀持ち(たちもち)
横綱土俵入り』の時に太刀をもって出場してくる力士のことで、土俵上では横綱の右手側に蹲踞して構えます。横綱と同部屋、もしくは一門の大関以下で最も地位の高い力士が務めることが多くなっています。
横綱土俵入りでは横綱に『太刀持ち』と『露払い(つゆはらい)』の二人が帯同しますが、『太刀持ち』の方が位が上と考えられていますので、務める力士の位も『太刀持ち』の方が上となることが多いようです。

谷町(たにまち)
力士やその所属している部屋などを贔屓(ひいき)にして金銭面を主として様々な面でサポートしてくれるスポンサーのような人のことを言います。基本的には『個人』のことを言い、同様なサポートをしていても『団体』となる『後援会』や『ファンクラブ』などを谷町と言うことはありません。
『谷町』の語源には諸説あるようなのですが、『谷町』と言う字にある通り、大阪の谷町という地域に由来することは間違いなさそうです。かつてこの谷町という地域には春場所の際には相撲部屋がたくさん宿舎を構えており、そこに住んでいたお医者さんや呉服問屋さんがサポートしていたということは事実のようです。管理人も以前この谷町界隈に生息していたことがありますが、本当に良いところでしたよ。(*^^*)

俵(たわら)
土俵に埋め込まれている、稲穂を編み込んで中に土を入れ、固く細長い筒状にしたもののことを言います。取組を行う土俵の内外を示すための俵はもちろん、土俵上面の四辺や力士が土俵に上るために付けられた段差のところなどにも使用されています。

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