大相撲のルール

大相撲のルールと決まり手の紹介サイト

大相撲とは


大相撲とは

相撲』とは1対1で土俵の上で行う武道/格闘技のことであり、その相撲を日本相撲協会が主催している『大相撲』と、社会人や学生などによる『アマチュア相撲』の2つに大別することができます。
大相撲は格闘技としての概念より『神事』としての文化的意味合いが強く、格闘技・スポーツとして行われている『アマチュア相撲』とは別のものとして当サイトでは扱っておりますので、あらかじめご理解・ご了承のほどよろしくお願いします。
なお、大相撲とアマチュア相撲との違いについては、『アマチュア相撲との違い』にて詳しく解説していますので、そちらをご確認ください。

相撲の歴史

相撲が国技とも言われるように、相撲の歴史は大変古く、『古事記』や『日本書紀』にすでに相撲の原型とも言われる戦いの神話や伝説などが記されています。
この戦いがいずれ五穀豊穣を願ったりするお祭りの儀式(神事)として行われるようになり、これが現在の相撲の原型となりました。
相撲はその後、いつの時代にも絶えることなく引き継いで行われていくこととなり、江戸時代には一気に隆盛を極めることとなります。そしてこの江戸時代に相撲を職業とする力士が生まれ、大相撲の基が出来上がりました。
それ以降、神事としての概念はそのままに、決まり手などのルールを発展させていくことにより、武道/格闘技として洗練された姿へと進化し続けて現在に至っています。

本場所と地方巡業

大相撲では、技能や待遇を査定する意味合いを含めた公式戦として、『本場所』という大会が年に6回、奇数月に開催されます。
本場所は15日間連続のリーグ戦形式で行われ、通称では1日目を初日、8日目を中日(なかび)、15日目を千秋楽(せんしゅうらく)と言います。
各力士が人場所に取り組む対戦数は十両以上の力士と幕下以下の力士では異なり、十両以上(関取)の力士は一日一番で計15番、幕下以下の力士は1日目から13日目までの奇数日に一番取って計7番、それぞれ取組を行って成績を競い合います。
一場所で取組んだ番数のうち、勝った数が過半数を超えた状況を『勝ち越し』、勝ち数が過半数に及ばなかった場合を『負け越し』といいます。
この成績結果によって次の本場所の番付が決まり、またそれに伴って給与面などを含めた待遇も決定されます。
本場所一覧
開催月 通称 正式名称 開催場所
1月 初場所 一月場所 東京両国国技館
3月 春場所 三月場所 大阪府立体育会館
5月 夏場所 五月場所 東京両国国技館
7月 名古屋場所 七月場所 愛知県体育館
9月 秋場所 九月場所 東京両国国技館
11月 九州場所 十一月場所 福岡国際センター

また、上述した本場所のない時期(偶数月)などには、相撲の発展や普及などを目的とした『地方巡業』が不定期的に行われており、最近では海外までも巡業に出かけていたりしています。
本場所は東京・名古屋・大阪・福岡の4か所でしか行われないため、地方在住の方にはこの地方巡業が生の大相撲や力士を知るために大切なものとなっています。

アマチュア相撲との違い

武道/格闘技である『相撲』は、当サイトで紹介しているプロ力士による『大相撲』と、学生や社会人などアマチュアによる『アマチュア相撲』に大別することが出来ます。似ているようで実はこの両者には様々な違いがありますので、以下に対比して紹介しておきます。

大相撲 アマチュア相撲
日本相撲協会 統括 日本相撲連盟
神事としての意味合いが根幹 概念 スポーツとしての発展が根幹
行司 審判 審判(レフリー)
塵手水→仕切り→立合い 取組前
所作
特になし
反則行為以外は特になし 禁止技 張り手/張り差し/さば折 等
まわしのみ 着衣 まわしの下にスパッツ等も着用可
男性のみ 性別 女性の大会も存在
体重制限のない個人戦のみ 試合
形式
体重別や団体戦も存在
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