大相撲のルールと決まり手の紹介サイト
大相撲の用語解説/か
- 腕(かいな)
- 漢字そのまま、腕(うで)のことを言います。
- 腕(かいな)をかえす
- 相手の手の下(内側)をくぐるようにねじこんだ手を外側に肘を開くようにして、相手の手を上げ、わきを開けさせるようにする技術のことを言います。
- 角界(かくかい)
- 相撲界のことですが、大相撲を運営する日本相撲協会の体制のことを言うことが多いです。
- 柏手(かしわで)
- 両手を左右に大きく広げた後、体の前で手のひらを叩き合わせて『パンッ』と音を鳴らすことを言います。
- カタフン
- 『固く褌(ふんどし)を締める』の略語で、まわしを固く締めこむことを言います。体の小さな力士が、まわしを切りやすくするために行われることが多いようです。
- かち上げ
- 立ち合いの直後に片肘を曲げ、その手の外側で相手の胸からアゴあたりを強烈にぶつけるようにして当たることを言います。相手に怪我を負わせる危険を伴う荒々しい技なので、好意的に取られないことも多いです。(管理人も好きではありません…)
- 勝ち越し
- 一場所での勝利数が過半数を超えることを言います。十両以上の力士(関取)の場合、一場所で十五番取るので、八勝をあげた時点で勝ち越しとなります。
- ガチンコ
- 立ち合いで力士同士が激しくぶつかり合った時に『ガチン!』と音がすることから、真剣勝負のことを言います。語源通り相撲で使われていた隠語ですが、現在では他の格闘技や日常会話などにも使われるようになっています。
- 角番(かどばん)
- もともとは場所で負け越した力士がその地位から陥落することを言うのですが、最近は『大関が負け越し、来場所も続けて負け越せば大関から関脇へと陥落する』という状況に限って使われることがほとんどです。
- がぶり寄り
- 相手の体に自分の体を正面から密着させるように押し付け、下から上へと腰を振るようにして相手の体を浮かばせるようにして寄り立てることを言います。
- 髪結い
- 髪の毛を結う人のことで、相撲界では『床山』と言われます。
- かわいがり
- 躾(しつけ)や心身の鍛錬といった名目で、格上の力士が格下の力士を激しく稽古などで鍛えることを言います。『愛のムチ』として捉えられる場合もありますし、『いじめ』として捉えられる場合もあります。
- 敢闘賞(かんとうしょう)
- 三賞の中の一つで、その場所を精一杯頑張って好成績を上げた力士に与えられる賞です。
他の二賞(殊勲賞/技能賞)に比べて意味が広く取られており、『他の二賞を受賞するには及ばないが、よく頑張った』としての次点扱いや、『新人、もしくはベテランなのによく頑張った』という力士に対して奨励の意味を込めて与えられることもあります。
- 閂(かんぬき)
- 相手が両手でまわしを掴んだ時に、その両手を外側からはさみつけるようにして相手の手の動きを封じることを言います。極め技(きめわざ)の一つで、『閂を極める』『腕(かいな)を極める』、さらに略して単に『極める』などとも言われます。
挟まれた相手の手には、外から内へと肘を中心に強い圧力がかかるので怪我をしやすく危険なので、小中学生では禁止されています。