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鋭い踏み込みから片足で華麗に空へと高く跳びあがる走高跳
走高跳(走り高跳び)のルール
走高跳(走り高跳び)とは
走高跳は助走をつけて片足で踏み切り、支柱にかけられたバーを飛び越える競技です。古代オリンピック時代から行われていた陸上競技の代表的種目です。バーは落下させてしまうのはもちろん、体やユニフォームの一部が触れてしまっても失敗となります。
1つの高さには最大3回まで挑戦でき、成功した時点で次の高さに進みます。3回続けて失敗すれば、最後に成功させた高さをその選手の記録として競技は終了となります。
陸上競技としては『走高跳』と表記するのが正しいのですが、一般的には『走り高跳び』と表記されることが多くあります。
跳べる回数とパスについて
1つの高さには最大3回まで挑戦できるのですが、同じ高さに3回続けて跳ぶ必要はありません。例えば1m60cmに1回目失敗した後、次は1m65cmに挑戦、ということも可能です。また、走高跳にはその高さのバーを跳ばずに次の高さのバーに挑戦する『パス』が認められています。
パスは何回でも行えますが、パスばかりですとパスした高さの記録が付いてきませんので、戦術的に上手にパスを使う必要があります。
この後の『優勝の決め方について』で詳しく書きますが、同じ高さを跳べた選手が複数いた場合、跳んだ回数(試技数)が少ない方が上位になってきますので、パスの利用を含めた跳ぶ高さの設定(同じ高さに挑戦し続けるのか、高さを上げて挑戦してみるのか)を考えることが順位を上げるためには重要な戦術の一つになります。
優勝の決め方について
最も高いバーを跳べた選手が1人だけだった場合
最後まで競技を終了しなかった(失敗しなかった)選手、つまり一番高い高さのバーを跳び越えられた選手が優勝です。(当然ですが(^^;)優勝が決まった後も、優勝した選手は自分が希望する高さまでバーを上げ、失敗して競技を終了(3回続けて失敗)するまで試技を続けられます。
例えば1m80cmの段階で優勝が決まっていても、その後の試技で1m85cmを成功し、1m90cmを成功出来ずに競技を終了した場合、記録は1m80cmではなく1m85cmとなります。
最も高いバーを跳べた選手が2人以上いた場合
この場合は、最も高いバーを跳んだ回数(試技数)の少ない選手が優勝となります。例えば1m80cmを1回目で成功させた選手と、1m80cmを3回目で成功させた選手であれば、1回目で成功させた選手が優勝となります。
また、跳んだ回数が同じだった場合は、それまでの全ての試技のうちで失敗の少ない方が優勝となります。
跳び方について
学校の体育などのレベルであれば、『またぎ跳び※』に代表されるようなバーをまたいで跳ぶような跳び方が主流です。※『またぎ跳び』は『正面跳び』『はさみ跳び』などと言われることもあり、厳密には違う跳び方を指すのですが、混同されていることも多くあります。
陸上競技としての跳び方では、体を仰向けにして反りかえるようにして背中側でバーを飛び越える『背面跳び』が主流です。この背面跳びが主流になるまでは、顔を下にしてバーを体の前側で飛び越える『ベリーロール』という跳び方が主流でした。
世界記録 男子走高跳 歴代5傑
記録 | 名前 | 国籍 | 記録日 | |
1 | 2m45cm | ハビエル・ソトマヨル | キューバ | 1993年7月27日 |
---|---|---|---|---|
2 | 2m43cm | ムタズ・エサ・バルシム | カタール | 2014年9月5日 |
3 | 2m42cm | パトリック・ショーベリ | スウェーデン | 1987年6月30日 |
ボーダン・ボンダレンコ | ウクライナ | 2014年6月14日 | ||
5 | 2m41cm | イゴール・パクリン | ソビエト連邦 | 1985年9月4日 |
イワン・ウホフ | ロシア | 2014年5月9日 |
日本記録 男子走高跳 歴代5傑
記録 | 名前 | 記録日 | |
1 | 2m35cm | 戸邉 直人 | 2019年2月2日 |
---|---|---|---|
2 | 2m33cm | 醍醐 直幸 | 2006年7月2日 |
3 | 2m32cm | 君野 貴弘 | 1993年9月18日 |
4 | 2m31cm | 吉田 孝久 | 1993年5月9日 |
5 | 2m30cm | 阪本 孝男 | 1984年5月6日 |
衛藤 昴 | 2017年4月16日 |
世界記録 女子走高跳 歴代5傑
記録 | 名前 | 国籍 | 記録日 | |
1 | 2m09cm | ステフカ・コスタディノヴァ | ブルガリア | 1987年8月30日 |
---|---|---|---|---|
2 | 2m08cm | ブランカ・ブラシッチ | クロアチア | 2009年8月31日 |
3 | 2m07cm | リュドミラ・アンドノワ | ブルガリア | 1984年7月20日 |
アンナ・チチェロワ | ロシア | 2011年7月22日 | ||
5 | 2m06cm | カイサ・ベリークヴィスト | スウェーデン | 2003年7月26日 |
ヘストリー・クルーテ | 南アフリカ共和国 | 2003年8月31日 | ||
エレーナ・スレサレンコ | ロシア | 2004年8月28日 | ||
アリアネ・フリードリヒ | ドイツ | 2009年6月14日 | ||
マリア・ラシツケネ | ロシア | 2017年7月6日 |
日本記録 女子走高跳 歴代5傑
記録 | 名前 | 記録日 | |
1 | 1m96cm | 今井 美希 | 2001年9月15日 |
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2 | 1m95cm | 佐藤 恵 | 1987年5月17日 |
太田 陽子 | 2002年7月21日 | ||
4 | 1m93cm | 福光 久代 | 1981年6月7日 |
5 | 1m92cm | 青山 幸 | 2004年7月3日 |