必要な栄養は摂り余分なカロリーは摂らない!
『食事制限』ではなく『食事管理』で理想の体を手に入れましょう!
『痩せたい』と願うと食事量やカロリーを気にして制限してしまう方は多いと思うのですが、本当に体を変えたいのであれば、食事量やカロリーといった見えやすい数字だけにとらわれず、もう少し踏み込んで食事の内容を気にするようにしてみてください。
食事制限中も必要な栄養素は積極的に摂りましょう。
見た目の量やカロリーといった数字は分かりやすいので減らしやすく、そして減らしている実感も得られるので『私頑張っている!』といった自己満足感も得られやすいのですが、このやり方ですと必要な栄養まで削ってしまう恐れがあります。
人間の体づくりに必要な栄養素は、基本的に『
炭水化物』『
たんぱく質』『
脂質』の3つです。
この3つの栄養素を補うかたちで『
ビタミン』『
ミネラル』が必要となり、さらに『
フィトケミカル(ファイトケミカルとも言います)』と言われる栄養素が加わることによって、人間の体は健康な状態を維持しています。
これらの栄養素を不足することなく摂りながら、不要な栄養(主に炭水化物と脂質)をカットしていく、というのがダイエットはもちろん、体づくりの基本となります。
炭水化物は体を動かす基本エネルギー。不足すると体は動かない
炭水化物は、車でいうところのガソリンにあたります。体を動かすエネルギーとして使われることはもちろん、頭を使って思考することや、食べたものを消化したりすることなど、
体の基本機能を維持するためのエネルギーとして使われます。
最近は炭水化物(糖質)を制限するダイエットが流行っています。
このダイエットを行う際も、余剰分の制限は問題ありませんが、
炭水化物を必要以上に制限することは身体機能の低下を招きます。正常な身体機能を維持するためにも、炭水化物は1日に摂る食事のうち、50〜60%程度は摂るようにしてください。
たんぱく質は体をつくる素材。不足するとお肌や髪の毛のトラブルのもとに
たんぱく質は、車でいうところの車体の原料となる鉄やアルミニウムなどにあたります。人体はすべてあらゆる細胞からできており、その細胞は日々消滅と再生を繰り返しています。この
消滅した細胞を再生させる原料となるのがたんぱく質です。不足すると筋肉量が減ったり肌や髪の毛の潤いが失われてしまいますので、1日に摂る食事のうち、20〜30%程度は摂るようにしてください。
脂質は悪者ではありません。不足するとホルモンバランスに悪影響が
何かと悪者にされがちですが、
脂質はホルモンなどの原料となる、体にとっては重要な栄養素です。
脂質は1gで9kcalと、炭水化物とたんぱく質の1gで4kcalに比べると高エネルギーなので摂取量に注意は必要ですが、良質な脂質は適量を摂るようにしましょう。意外に思われるかもしれませんが、1日に摂る食事のうち、脂質も20〜30%程度は摂るようにしてください。
ビタミン・ミネラルは体調を整え、フィトケミカルは体のメンテナンス
ビタミン・ミネラルは、車でいうところのエンジンオイルやウォッシャー液などにあたり、体を円滑に機能させることに役立っています。
また、フィトケミカルは体にとって絶対的に必要な栄養素という訳ではないのですが、免疫力の向上や抗酸化作用が認められており、体を良い状態に保つためのメンテナンス材として意識的に摂ることをお勧めします。
まとめ
- 食事は量を制限するのではなく、その内容を意識して摂る
- 炭水化物・たんぱく質・脂質をバランス良く不足することなく摂る
- ビタミン・ミネラル・フィトケミカルの適切な摂取を心がける
これらを心がけて食事を摂れば、きっと理想の体を手に入れることが出来ますよ。(^^)
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