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バスケットのルール/ゲームの基本《2》
ライブ or デッド
バスケットのゲームでは、時計が動いている時間を『ライブ』、止まっている時間を『デッド』と呼びます。ライブになる瞬間は、ジャンプボールで上げられたボールにジャンパーが触れた時と、フリースロー/スローインの時に、審判がプレーヤーにボールを渡した時です。
デッドになるのは、ゴールが決まった後や、審判がプレー停止の笛を鳴らした後、チャージド・タイムアウトの最中などです。
ジャンプボール
第1ピリオドのスタート方法です。センターorフリースローのサークルで、両チームのプレーヤー1人ずつがジャンパーとしてサークルの中に入り、両チームの残りの4人はサークルの外に待機します。
審判はサークル内の2人の中央で、ジャンパーが跳んでも届かない距離までボールをトスし、ジャンパーはタップしてボールを味方に送ります。ジャンパーにはタップしか許されていませんので、ボールをつかんだりしてはいけません。
オルタネイティング・ポゼション・ルール
2004年から正式採用、2005年に改正されたルールです。従来はボールの所有チームが分からなくなれば「ジャンプボール」を行ってゲームを再開することになっていましたが、この『ジャンプボールで再開』というプレー方法がなくなりました。
新ルールでは、ボールの所有チームが分からなくなった場合を『ジャンプボール・シチュエーション』と言い、スローインでゲームを再開することになっています。これを『オルタネイティング・ポゼション・ルール』と言います。このルールでは、ボールの所有チームが分からなくなった場合、両チームが交互にスローインをしてゲームを再開することになります。
各ピリオド、最初にジャンプボール・シチュエーションになった場合は、そのピリオド開始のジャンプボールでボールを所有したチームと『逆のチーム』がスローインの権利を得ます。その後はジャンプボール・シチュエーションになるたびに、両チームが交互にスローインを行います。
また、第1ピリオドは従来通りジャンプボールでゲームを開始しますが、第1ピリオド以外は全てジャンプボールではなく、スローインでゲームを開始することになりました。このスローインは、それぞれの前のピリオド終了時点でスローインの権利を持っているチームが行います。
この新ルールの採用に伴い、器具も一つ増えることになりました。ジャンプボール・シチュエーションになった際にスローインの権利を持つチームを示す器具(ポゼションアロー)です。この器具でスローインの権利を持つチームを矢印で示すことになります。
(まだ得点盤についているバレーのサーブ権を示す器具で代用しているケースなども多いかと思います)
フリースロー
相手チームのファウルなどに与えられるシュートチャンスのことを言います。フリースローが与えられるのは、シュート動作中にパーソナル・ファウルを受けた場合や、1本のクォーター内で同一チームが4回以上ファウルを行った場合、5回目以降のファウルに対してなどです。
シュート動作中にパーソナル・ファウルを受けた場合は、2ポイントシュートの最中であれば2本、3ポイントシュートの最中であれば3本のフリースローが与えられます。パーソナル・ファウルを受けながらもシュートを放ち、そのシュートがゴールした場合は、そのゴールはカウントされ(バスケットカウント)、なおかつ1本のフリースローが与えられます。
シューターは審判からボールを手渡されてから5秒以内にシュートしないといけません。また、フリースローラインより前に出て(もしくはラインを踏んで)シュートすることや、ボールがリングに当たるまでに制限区域内に入ることも禁じられています。
シューター以外のプレーヤーは、シューターのチームから2人、守る方のチームから3人がフリースローレーンの外側に立つことが出来ます。この5人はシューターの手からボールが離れた後でなければ制限区域内に入ってはいけません。
また、シューターとフリースローレーン沿いの5人以外の残り4人は、スリーポイントラインの外側で、かつフリースローラインの延長線上の外側にいなければなりません。