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卓球のルール
得点の入り方について
卓球はボールを互いに打ち合う競技で、自身が打ったボールを相手が打ち返せなかった場合に1点を得ることが出来ます。具体的には以下のようになります。最初にボールを打つ時(サーブ)の場合
ボールを自身のコートにワンバウンドさせた後、相手コートにバウンドさせて打つことが出来れば成功です。失敗すれば相手に得点が入ります。2球目以降のボールを打つ時(レシーブ)の場合
相手が打ったボールが自身のコートにワンバウンドした後、相手のコートにワンバウンドするように打ち返せられれば成功です。失敗すれば相手に得点が入ります。このボールを打つことによる得点以外にも、以下のように反則によって失点する(相手に得点が入る)場合もあります。
- ボールを2回以上打って返球した場合
- ラケットを持つ手の手首から先以外(前腕など)に当たって返球した場合
- プレー中に卓球台を動かしてしまった場合
試合形式について
卓球には、1人vs1人で行う『シングルス』、2人vs2人による『ダブルス』、4〜6人で行う『団体戦』の3種類があります。シングルスは同性同士で行いますが、ダブルスと団体戦では男女混合のものもあります。
※それぞれの試合形式については『試合形式について』にて詳しく紹介しています。
試合の進み方について
野球での『イニング』のように、卓球は『ゲーム(セット)』という単位で試合が進みます。1ゲームは11点制で、先に11点を得た方がそのゲームを取ることができます。もし10-10(デュース)となれば、それ以降はサーブは1本づつで交代し、連続して得点を得た(2点差がつく)方がそのゲームを取ることが出来ます。つまり、1ゲームでの得点差は最少でも2になるということで、1点差(11-10、14-13など)でゲームを終えるということはありえません。
このゲームを複数回繰り返し、どちらかが過半数のゲームを取った時点で試合終了となります。
娯楽レベルでは2ゲーム先取制の『3ゲームズマッチ』も行われていますが、大会などでは3ゲーム先取制の『5ゲームズマッチ』、4ゲーム先取の『7ゲームズマッチ』が基本となります。
試合は1ゲームを終えるごとにコートを交代します(チェンジエンド)。
なお、最終ゲームのみ、いずれかの選手が5点を取った時点でもこのチェンジエンドを行います。
休憩とタイムアウトについて
試合中は1ゲームが終了するごとに1分間の休憩が取られ、この時間に水分補給やベンチからの指示を受けたりします。この他、各ゲームの両選手の合計得点が6の倍数(4-2や8-4など)になる時と、最終ゲームのチェンジエンド時にはタオル使用が出来る短時間の休憩を取ることが出来ます。また、両選手はそれぞれ1試合中に一度だけ、1分以内のタイムアウトを取ることができます。
卓球のマナーについて
卓球の試合は、公式な大会など以外では専任の審判がつくことも少なく、試合をしているプレーヤー自身で試合を管理する(セルフジャッジ)ことが殆どです。そのため、マナーや礼儀を重んじることが大事です。以下に具体的な例を挙げておきます。ネットイン時とエッジボール時のマナー
打ったボールがネットに当たってから相手コートに入った場合(ネットイン)、打ったボールが卓球台のふちに当たった場合(エッジボール)、いずれも返球としては有効ですが、いずれの場合は少なからずボールの軌道が変わるため、打った選手は『すみません』などの一言を相手にかけましょう。観戦時のマナー
サーブを打つ前の段階から得点が入るまで、プレー中は基本的に静かに観戦します。声援などは得点が決まって次のプレーに移るまでの間だけにしましょう。また、選手の失敗に対してため息をついたりしないようにしましょう。選手が集中し、気持ちよく競技を行えるよう配慮することが大事です。バットマナーについて
卓球では、上に述べた守るべきマナーとは対となるような、行うべきでない行為をバットマナーとして定めています。バットマナーを行えば最初は注意、その後も続くようならイエローカードが出され、さらに続ければレッドカードが出され、相手に1得点が与えられます。具体的には、以下のような行為がバットマナーとみなされます。
- サーブが遅すぎるなどのプレーに関しての遅延行為
- 休憩/タイムアウト時以外にベンチから指示を仰ぐ行為
- 相手選手や観客に暴言をはいたり威嚇したりするような行為
- 審判への必要以上な抗議行為