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ルールについて/Page 3
ゲームの始め方
テニスのゲームは、一方のプレーヤーがサーブを打つことによって始められます。
このサーブを打つ権利の選択方法は、試合前にコインを上げて表裏で決めるコイントスや、ラケットを回して倒し、倒れた方向や表裏によって決める方法などがあります。
選択権を得れば、
- サーブを打つ権利
- レシーブする権利
- コートを選ぶ権利
の中から何れか1つを選ぶことが出来ます。
通常はサーブを打つ方が優位なのですが、天候により(陽射しや風向きなど)コートを選んだ方が良い場合もあります。もしコートを選べば、相手はサーブかレシーブか自身の好きな方を選ぶことができます。
サーブの打ち方
サーブはセンターマークとサイドラインの間となる、コート外の領域で打たなければなりません。
サーブの打ち方には、「手でボールを空中にあげ、着地するまでにラケットで打たなければならない」という決まりがあります。
また、サーブは自身の打ったサイドの対角線上のサービスコートにノーバウンドで打ち込まなければなりません。
これらの条件を満たさなければサーブは失敗したことになり、フォールトという扱いになります。フォールトは1回目であれば再度やり直しが出来ますが、2回続けてフォールトを犯すとダブルフォールトとなり、相手にポイントが加えられます。
○のみがサーブの成功(グッド)として認められます。△はレットの扱いとなり、ノーカウントでやり直すことが出来ます。
ボールがネットに当たった後、相手のサービスコートに入ればレット、それ以外はフォールトになります。ポストに当たった場合は、跳ね返ったボールが相手のサービスコートに入ってもフォールトです。
レシーブの打ち方
サーブを打ち返すことをレシーブと言います。
サーブで打ち込まれたボールが自陣のサービスコートに落下した後、つまりワンバウンドした状態で打ち返さなければなりません。レシーブでは、ボールがコートに落下する前にノーバウンドで打ち返してはいけません。もしノーバウンドで打ち返してしまうと、サーブした側にポイントが加算されます。また、そのままであればサービスコートに入らなかったと思われるボールをラケットで打ち返したり、体の一部にボールがふれてしまうと、サーブした側にポイントが加算されます。
なお、サーブの場合は打つ範囲が定められていますが、レシーブ側のプレーヤーに立つ位置に制限はなく、コート内外のどこにいても構いません。
ストロークの打ち方(ラリーの進め方)
サーブ、レシーブとボールが打ち返されれば、その後はボールをお互いに打ち返しあいます。このボールを打つことをストロークと言い、ストロークの繰り返されている状態をラリーと言います。ストロークには以下の4種類があります。
- グランドストローク
- ワンバウンドしたボールを打つショットを総称してこう言います。
- ボレー
- ボールが着地する前に(ノーバウンドで)打ち返すことを言います。
- スマッシュ
- 高い位置にあるボールを叩きつけるように打つことを言います。「粉々にする」という意味があり、強く激しいショットです。
- ロブ
- 相手の頭上を越えるようにボールを打つことを言います。
ストロークで打ち返すボールは手に握っているラケットであれば、ストリングの部分だけでなく、フレームやグリップに当たって打ち返されても問題はありません。しかし、投げるなど、手に握られていない状態のラケットであれば、仮にボールが打ち返されたとしても、相手のポイントとなります。
ボールを打ち返すのは、相手が打ったボールがネットを越えてからでないといけません。ネットを越える前に打ち返してしまうと相手のポイントとなります。また、故意にラケットでボールを運んだり、2回以上のスイングでボールを返してもいけません。1ストロークではラケットにボールが触れるのは1度だけというのが原則になります。
サーブの場合はボールがネットなどに当たればフォールト、もしくはレットとなりますが、ストロークの場合はボールがネットなどに当たっても、相手コートの領域内に落ちれば有効とみなされ、プレーは続行されます。
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