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バレーボールの歴史


アメリカ生まれで最初の名前は「ミノネット」

バレーボールは1895年にアメリカで生まれたスポーツです。
当時のアメリカでは、屋内で行われるスポーツとしてバスケットボールが流行していたのですが、バスケットボールだと運動量が多すぎるし、体の接触があり危険、ということで、運動量を控え、体の接触をなくし、女性や子供など、誰でも気軽に行えるスポーツとして「バレーボール」は生まれました。
最初は「ミノネット」と呼ばれていたのですが、誕生した翌年の1896年には「ボールを打ち合う」ことから、テニスの「Volley:ボールが着地する前に打ったり蹴ったりすること」という言葉を使い、「VolleyBall:バレーボール」と呼ばれるようになりました。
当時のルールはきわめて単純でした。1チームの人数も特に決められてはおらず、集まった人数を半分に分けて1チームとし、2mの高さに張られたネットを挟んで両チームがボールを落とさないように打ち合う。決まっていたルールはそれぐらいだったそうです。

日本独自の9人制

実は9人制のバレーボールが現在も盛んに行われているのは日本だけなのです。
バレーボールが日本に初めて知られたのは1910年頃でした。その頃はまだルールも確定されておらず、人数もまちまちでした。そのため、日本では最初に4人×4列の16人で1チームとして行われていたそうです。(1チーム16人というのは想像するとすごい人数ですよね)
その後、12人となったのを経てから、9人制が確立されたそうです。日本ではこの9人制で普及していったのですが、世界では6人制で普及していっており、国際バレーボール連盟(FIVB)は1947年に6人制で国際ルールを制定しました。
国際試合を行うには6人制を取り入れないといけないので、日本でも6人制が急速に普及していくのですが、すでに当時の日本では9人制がかなり普及しており、9人制の支持者も多かったので、9人制はなくなることなく、現在も「ママさんバレー」といった形などで広く親しまれています。

日本でのバレーボールの歴史

1910年頃に初めて日本に入ってきてから100年近くたった現在、バレーボールは老若男女だれでも楽しめるスポーツとして、日本では非常に人気のあるスポーツとなりました。
そんなバレーボールの盛んな日本で、最もバレーボールが輝きをはなっていたのが1960〜1970年代です。(管理人はその当時、まだ生まれていなので本当は知らないのですが…(笑))
1964年の東京オリンピックでは6人制バレーボールが正式種目に採用され、女子チームが「回転レシーブ」をあみ出して見事に優勝、「東洋の魔女」と世界から賞賛されました。
また、1972年のミュンヘンオリンピックでは男子チームが「時間差攻撃」を武器に優勝。バレーボールが「日本のお家芸」とまで言われるようになりました。
最近は男女共にパワーでおすバレーボールが主流となり、体格や身体能力で劣る日本は世界での戦いで苦戦を強いられていますが、きっと近い将来にはまた「日本のお家芸」と呼ばれるようになるまで復活してくれることと思います。

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