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大相撲の用語解説/き

         
         
        
         
         

技能賞(ぎのうしょう)
三賞の中の一つで、巧みで多彩な技によって好成績を上げた力士に与えられる賞です。相撲の基本が出来ているのが大事で、ただ技の種類が多いだけでは受賞出来ません。
決まり手
勝敗を決定する技のことで、全部で八十二あります。基本的にはこの八十二の決まり手で勝敗はつくのですが、技とは認められない『非技』と言われる五つの勝負結果、『禁じ手』と言われる反則行為によって勝敗がつくこともあります。
木村家
大相撲の行司を行う家系には二つあり、一つがこの木村家で、もう一方は『式守家』と言います。行司の多くはこの木村家で、およそ4人のうち3人がこの木村姓を名乗っています。
極め技(きめわざ)
相手の手を締めつけるようにして動きを封じる(『極める』と言います)技のことを言います。
給金
十両以上の力士(関取)が協会から支給される報奨金のことで、この金額は場所での『勝ち越し点(=勝ち数から負け数を引いた数)』を基準に増額されるので、勝ち越した時点で報奨金は増額されることとなります。そのことから、勝ち越すことを『給金直し』、勝ち越しのかかった取組を『給金相撲』と言ったりします。
行司(ぎょうじ)
取組の勝者を判定し、宣言する人のことを言います。他競技においての『審判(主審)』と基本的には同義なのですが、実際には他競技における審判に比べ、裁定に関しての決定権が弱いと言えます。具体的には、
  • 立ち合いの不成立(待った)も宣告できるが、勝負審判も同様に宣告できる
  • 両者同時に倒れる、土俵を割る、などといった同体の宣告は出来ない
  • 行司の判断した勝負結果に対し、勝負審判や控えに座る力士がが『物言い(異議申し立て)』をつけることができる
  • 『物言い』がついた場合は勝負審判がビデオ映像などを使用して結果の協議を行い、勝負審判の判断によって勝敗が決定される
といった点があり、勝敗の裁定に関する最終決定権は行司ではなく、勝負審判にあるというのが特徴です。
禁じ手
取組の最中に行ってはいけない行為のことで、行えば即座に反則負けとなります。
この禁じ手には以下のようなものがあります。
  • ボクシングのように握り拳で相手を殴ること
  • 胸や腹などを蹴る(キック)すること
  • 相手ののどを掴むこと
  • 目やのど、みぞおちなどの急所を突くこと
  • 相手の指を掴んで折り返そうとすること
  • 両方の耳・こめかみのあたりを同時に両手で叩くこと
  • 相手の髪の毛を故意に掴むこと
  • 局部を覆っているまわしの前(縦)を掴んだり、手を入れて引っ張ること
禁じ手に関しては『決まり手と非技について』にて詳しく説明しています。
金星(きんぼし)
幕内の取組において、平幕(前頭)の力士が横綱から勝ち星をあげることを言います。

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