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野球のルール
投手と捕手に関するルール
投手に定められているルール
投手は他の野手とは働きが大きく異なるので、『しないといけないこと』と『してはいけないこと』が数多く定められています。以下に代表的なものを紹介します。- 投手板に足を触れた状態で投球しないといけない。
- 走者がいない場合は捕手からの返球を受けた後、20秒以内に投球しないといけない
- 先発投手は少なくとも1人の打者との対戦を終えないと交代できない。(アウトにするか出塁されるか)
- 救援投手は少なくとも1人の打者との対戦を終えるか、スリーアウト目を取らなくては交代できない。(ツーアウト1塁などの状況で登板した場合、打者をアウトにしなくても牽制や盗塁を刺すといったことでスリーアウト目をとれば次のイニングから交代できます)
- ボールにツバや異物、傷などをつけてはいけない
- アウトにしたり盗塁しにくくさせるため、走者をだますような行為をしてはいけない。これに違反することをボークと言います。詳しくは次のボークの項目をご参照ください
ボーク
塁上にランナーがいる状況でピッチャー、もしくはキャッチゃーが、ランナーをアウトにしたり進塁されにくくするために行う反則行為のことを言います。ボークが宣告されれば、塁上のランナーは全て1つ先の塁へ進むことが出来ます。ボークは違反があった時点で即座に試合を止めることはなく、一連の動作が終了するまでは行われます。例えばボークと判断されるボールをピッチャーが投球した場合、投げられたボールをバッターが打つまでが一連の動作になります。ボークと判断されるボールをバッターが打ってアウトとなった場合は、その投球はなかったこととして打ち直し&ランナーは次塁進塁、ヒットや四死球となればそちらが有効でボークは取り消しとなります。つまり攻撃側に有利な判断が下されます。ボークと判断されるのは以下のような場合です。
投球に関して
- 投手板に足を触れずに投球した
- 投手板に足を触れて投球動作に入ったにも関わらず投球しなかった(投球動作を止めた)
- ボールを持っていないのに投球するふり(構え)をする
- 『セットアップポジション』での投球時に静止せずに投球した
- 打者が打つ準備をしていない(バットを構えていない)のに投球した
- 走者がいて投手版に足を触れている状態でボールを落とした
牽制に関して
- 投手板に足を触れているのに、もう片方の足を牽制する方に踏み出さずに送球した。
- 投手板に足を触れているのに、走者のいない塁に送球した、もしくは送球するフリをした
- 投手板に足を触れている状態で1塁に送球する動作を行ったが、実際には送球しなかった(投げたフリをした)
- 走者が塁から離れていないのに送球したりして不必要に試合進行を遅らせた
捕手に関して
- 敬遠の時など、投手の手からボールが離れるより前にキャッチャーズボックスから出てしまう